辻よし子と歩む会
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2020.12.17
2年前のおかしな決定の結果

辻よし子です。

本日、あきる野市の都市計画審議会が開催されました。
すでに議会でも取り上げた問題ですが、このまま看過できない重大な市の過ちであるため、改めて厳しく批判させていただきました。
引田の区画整理事業において、地権者の税負担を軽くするために、市が生産緑地の制度を悪用したことです。
真面目に農業をしている人を欺く、行政としてあるまじき行為です。

2年前の12月に開かれた都市計画審議会において、区画整理事業地内の農地を追加で生産緑地に指定する案が提案されました。
換地後(土地の位置や形が変わった後)も農業を続ける意志のある方は、
上記審議会よりずっと前(市街化区域に変更になった2017年)に生産緑地の指定を受けていたはずです。
なぜ、あらためて追加で指定する必要があったのでしょう?

そして驚くべきことに、追加指定に当たっては、換地後、農業を続けるつもりがなくても生産緑地に指定できるという説明を、市は地権者におこなっていました。
その結果、追加指定する農地の半分は、すでに企業に売却あるいは貸与することを決めている土地となっています。
とんでもない話です。
2年間の審議会で、生産緑地法の理念に反する、あり得ない話だと強く反対しました。
しかし、私以外に反対した委員は一人しかおらず、賛成多数で生産緑地の指定が決まってしまいました。
( → 2年前の一般質問に関する本ホームページの記事 [2018年12月4日]

その際、市は、追加指定した生産緑地について換地後も「極力、再編、集約化しながら緑地機能を確保する」
「区画整理で設置する公園の周辺に生産緑地地区を指定する」等、追加指定の理由をこじつけました。

結果はどうなったのでしょう。
今日、配布された資料(下の写真)を見ると一目瞭然です。



市が述べていた再編、集約化、公園の周辺の指定など、ひとつも出来ていません。
追加で指定した生産緑地の内、農地として残った面積はわずか2%。
あとの98%については、わずか2年間だけで生産緑地の指定を外すことになりました。
今回は、その指定解除の是非を審議したわけです。

今回、寄せられた一般市民からの意見書にも、「正当性はどこに求められるのか」「公正さを欠く指定」との批判がありました。
私は、その意見書に基づいて様々な質問をしましたが、市からは何一つまともな答弁はありませんでした。
税金軽減策のための生産緑地指定であったことが、より明らかになったのではないでしょうか。

審議会委員の中には農業委員会や農協の代表、東京都の職員も含まれているのですが、残念ながら、行政への質問も私の意見に対する反論も一切なく
沈黙したまま、賛成多数で98%の生産緑地の指定解除が決まりました。
2年前に反対をした委員(議員)が「行政が公平性に欠くことをしてはいけない」と反対意見を述べたのが救いでした。

それにしても、このような行政の明らかな過ちを黙って見過ごしてしまうとしたら、一体、都市計画審議会になんの存在意義があるのでしょうか。


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