辻よし子と歩む会
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+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +

2020.12.17
12月議会の最終日

辻よし子です。

本日は12月議会の最終日でした。
「個人情報保護法の改正について慎重に検討するよう求める意見書」が全会一致で可決されました。

各自治体の保有する個人情報に関しては、それぞれの自治体が条例で保護規制を設けています。
データの利活用から考えると、自治体毎に規制が異なるのは不都合で、2000個問題とも言われています。
そこで、各自治体の条例を全国共通のルールで一本化してしまおうというのが、今回の改正の柱です。

しかし、利活用に重点が置かれれば、個人情報の保護がおろそかになる恐れがあり、
もともと国の法律に先行して独自の保護規制を設けてきた地方自治体は、一本化には慎重な姿勢です。
ところが、デジタル化に前のめりになっている現政権は、来年の通常国会に改正案を提出しようと、強引に審議を進めています。

こうした政府の動きになんとか少しでもブレーキをかけたいと思い、あきる野市議会から意見書を出そうと考えました。
1人では議員提出議案は出せませんが、共産党の議員に相談したところ賛同してくださり、まずは会派代表者会議で提案しました。
その後、文章表現を少し抑えめにすることで、他の会派の賛同も得ることができました。
全会派一致になった場合は、最大会派が提案者になるのが慣例とのことで、自民党会派からの提案という形に変わりました。

「本来提案した人が提案者になるべきではないか」と会派代表者会議や議会運営委員会で発言してくだった議員さんがいて、本当に有難く思いました。
ただ、そこにあまりこだわっても仕方ないので、私からは特に要望はしませんでした。

また、提案者にならないことで、賛成討論ができたことも結果的には良かったと思っています。
そして、なにより、賛成少数で否決される可能性もあった意見書が、全会一致で提出できたことが大きな成果です。
もちろん、共通ルール化そのものへの批判ではなく、慎重に検討することを求めただけ・・・という限界があることは百も承知です。
それでも、共通ルール化に小さな一石は投じることができたと思います。


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