辻よし子と歩む会
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タチツボスミレ


"辻よし子と歩む会" がめざすこと。
新しい社会への提案とメッセージです。 (update 2016.03.11)

 めざすことの5本柱 

★「豊かな里山の自然」を子どもたちに
宅地開発や農林業の後継者不足などにより、市内の自然環境はじりじりと後退しています。
このままでは「豊かな里山の自然」を子どもたちに手渡すことができません。農林業の保護や緑地保全に思い切った新たな施策が必要です。

★小さいところ、弱いところから
子ども、お年寄り、女性、障がい者、外国籍の人、性的少数者(マイノリティー)……
小さな声を大切にできる社会は、たとえ効率は悪くても、心の豊かさと精神的な質を高める社会です。
子育てや介護の問題を少数者(マイノリティー)の視点から考えていきませんか。

★「お任せ政治」からの脱却を!
市民が情報を共有し、みんなでじっくり考えることが、民主主義の出発点です。
それを怠り、政治を野放しにしてきたことが、たとえば福島原発事故につながったともいえるでしょう。
市政の情報をわかりやすく市民に発信することが、これからの市議の大切な役割の一つです。

★もう原発はいらない…脱原発を市政から!
食べ物にも、身近な環境にも、「いのち」の繋がりがあります。
それを忘れ、便利さや利益ばかりを求めてきた社会が、過労やストレス、貧富の格差、環境汚染、ついには原発事故を引き起こしました。
こうした社会を見直すことが「脱原発」です。
身近な市政についても、新しい価値観に基づいて無駄な開発や事業が進められていないか、市民の目で、しっかり見ていきませんか。

★憲法9条を守ります
政治家の重要な役割は、外交努力によって戦争を回避することです。戦争は、いつも「国民の命と財産を守るため」「正義のため」という大義名分で始まり、結局、犠牲になるのは私たちです。
集団的自衛権の行使を容認すれば、「正当防衛」どころか、アメリカの始めた戦争に自衛隊員が駆り出され、戦闘地に送られることになります。
うちの子も、よその子も戦争には行かせません!
そのために、「解釈改憲」に反対し、憲法9条を守ります。

もろこし街道のキツネ


 一歩前へ 
 ~ 2011年10月、辻よし子が友人や知人に宛てた手紙より。 あきる野に「草の根市議」を誕生させようという思いを綴った辻の原点です。 ~

 3.11以降、私たちは大きな選択を迫られています。

 「考えても仕方がない」「なんとかなるさ」と言い訳をして、3.11以前の「日常」に戻るのか。それとも、放射能汚染の深刻さから目を逸らさず、原発事故を引き起こした日本社会のゆがみに目を向け、「なんとかしなければ」「何ができるのだろう」と考え続け、行動するのか。そこには3.11以降の時代を生きる大人としての責任と、生き方の倫理が問われているといっても過言ではありません。

 つい数ヶ月前、菅首相から「脱・原発依存社会」という言葉が出たかと思えば、同じ民主党の野田首相は「原発の安全性を高めて世界に貢献する」と発言する……やらせメール問題で退陣を口にした九州電力の社長が、開き直って社長の座に居座る……今や国民の目を憚ることなく、権力者の間で原子力を巡る綱引きがおこなわれています。

 私たち市民は、歴史的転換点におけるこの綱引きをただ傍観するだけでいいのでしょうか。権力を持たない微力な市民であっても、一人また一人と綱引きに参加すれば、やがて勝敗を左右する力になるはずです。
3.11の悲惨な原発事故によって、私たちははっきり気づきました。したたかな政治家や企業にまんまと騙される従順な市民であったこと。いつもサービスを受ける「お客様」に慣れ、主体的な生活者になる努力を怠ってきたこと。政治に対し、不信感・無力感だけを募らせ、「政治を放置しすぎていた」こと。

 3.11原発事故により、たくさんの子どもたちが被曝し、これから先もずっと放射能汚染地帯で生きることを強いられる結果になりました。今後、放射能による被害がどのように現われ広がっていくのか、まだその実態は分かりません。しかし、棄民政策を続ける今の政府は、救済のパフォーマンスはしても、真の意味で子どもたちを救うことはないでしょう。

 経済を優先させる非人道的な政治に代わって、社会全体で子どもたちを守るためには、新しい政治の力が必要です。小さいもの・弱いものに寄り添う政治、子を思う親の思いを汲み取る政治にするためには、小さく弱い立場にある私たち市民一人一人が政治に参加することです。

 今まで政治を外から見ていただけの市民が、政治に参加するには、少しばかりの勇気が必要かもしれません。しかし、その一歩を踏み出さない限り、永遠に傍観者のままで政治の力になることはできません。小さくてもいい、弱くてもいい、新しい政治の力の一つになることで、3.11の時代を生きる大人としての責任を果たしたい思います。

 私たちにとって、一番身近な政治の場は市町村議会です。まずは、そこに自分たちの力を発揮できる場をつくり出したいと思います。それはつまり、私たちの声を直接届けるための代表、市民派議員を送り出すことです。
西多摩地域の中で、福生、青梅、日の出などにはすでに市民派議員が誕生しています。しかし、残念ながらあきる野市にはまだ一人も市民派議員がいません。

 これまで政治の傍観者に過ぎなかった私には、恥ずかしながら市議会のしくみも市議会議員選挙の方法もよく分かりません。幸い、次回の市議会議員選挙までには約2年あります。今から、地方自治や議会、選挙について学び、選挙の準備をすれば間に合うはずです。

 ここで肝心なことは、みんなで勉強することです。一人がエキスパートになって、回りがその人を応援するのでは、本当の意味で市民の力を結集することはできません。小さくて弱い市民の力を大きな政治の力へ変えるためには、みんなで勉強し、一人ひとりが議会の仕組みを知り、自分の生活と具体的な接点を持つこと。大げさに言えば、市民派議員を送り出そうとするメンバー誰もが候補者になれるようにすることです。

 市議会議員の候補に誰がなるかは問題ではありません。どれだけ有能で魅力的な議員が出せるかで力の大きさが決まるのではなく、どれだけ多くの市民が綱引きに参加するかで、力の大きさが決まるのです。一人だけで頑張るフルマラソンではなく、みんなで力を合わせて走る駅伝でいきましょう。

2011年10月11日
辻淑子



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