辻よし子と歩む会
TOP プロフィール メッセージ 議員活動報告 市議会レポート くさしぎ 歩む会通信 歩む会へのお誘い お問い合わせ 辻よし子 on facebook

+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +

2024.06.21
6月議会が終わりました

辻よし子です。

本日は、6月議会の最終日でした。
市長提案の議案が少なく、また、陳情を含め、珍しく賛否の割れる議案がなかったこともあり、本会議は短時間で終わりました。

その後、議員全員協議会が開かれ、(株)秋川総合開発公社と新四季創造株式会社の昨年度の事業報告と決算並びに今年度の事業計画の説明がありました。この2つの会社は、あきる野市が50%以上の株を出資し(秋川総合55%、新四季51%)、市長が社長を務める第3セクターです。

秋川総合はルピアの管理、新四季は瀬音の湯と戸倉しろやまテラスの運営をおこなっています。特に瀬音の湯については経営が厳しく、昨年度は利用料金の値上げやレストランの外部委託(業者選択が出来レースだったのではないかと指摘した委託)が行われたため、決算内容について色々質問しました。

すると、自民党議員から、質問が多いことに対してヤジが飛び始めました。これには驚きました。瀬音の湯については、今後、市が重い財政負担を強いられる可能性があるだけに、経営状況をしっかり把握しておく必要があります。議会として報告だけ聞いて終わりというわけにはいきません。そうした質問の意図を説明し、続行させていただきました。質疑を通して分かったことのいくつかを報告します。

●昨年度レストランの外部委託により、正社員1名、嘱託2名、パート10名が退職し、その内7名が委託先のdo-moに移った。その内6名がdo-moの社員として現在もレストランで勤務している。
●委託前、レストラン部門の赤字は約1300万円(年間)あった。赤字の主な要因は人件費にあったと考えている。委託先のdo-moの経営状況については、新四季は把握しているが市としては確認していない。
●昨年度、レストランの外部委託とは関係なく、正社員が3名自主退職している。退職理由は分からない。今後、正社員の募集を予定している。
●昨年度、それまで委託していた宿直と駐車場誘導を社員が行い、直売場の人件費を削減することで、約550万円委託費を縮減した。
●利用料金改定後の1日平均入浴者数は665人で、コロナ前の677人と大きく変わらず、値上げの影響は少ないと考えている。
●宿泊者数は、年間5326人で、コロナ前の6136人から約800人減少しているが、今後インターネット受付などにより利用者の増加を見込んでいる。

レストランの外部委託については、現在、賃料月額35万円(水光熱費は委託先が負担、厨房機器等のレンタル料は新四季が負担)となっていますが、その額が妥当であるかどうかを判断するためには、委託先の経営状況を市として把握する必要があるのではないかと意見を述べました。

また、昨年度の料金改定によって貸切風呂が1000円から3000円に引き上げられました。その条例改正の審議において、障がい者等に対する割引の必要性を主張しましたが、割引するという答弁はありませんでした。その後、特に市から報告がなかったので気づかなかったのですが、障がい者については1000円のまま据え置かれていたことが分かりました。本当に良かったです。ただ、貸切風呂が必要な方は、性的マイノリティやオムツを使用している高齢者など、他にも様々おられるので、障がい者手帳所持者からもっと枠を広げるよう要望しました。


 <<< 前の記事    


©copyright 2014- 辻よし子と歩む会, くさしぎ・草の根市議と市政を考える会