辻よし子と歩む会
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+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +

2024.02.28
環境建設委員会が終わりました

辻よし子です。

本日開催された環境建設委員会で、五日市駅前の施設建設について、見直しを求める陳情が審議されました。

冒頭の陳情者の陳述が素晴らしく感銘を受けました。
印象的な部分を紹介します。

この陳情は政策への賛否を訴えるものではない。
民主主義の手続き、あるいは市の条例や指針に必ずしも沿っていない進め方を議会が容認するかどうかを問う陳情である。
市民は議員や市議会と対決したいと考えているわけではない。
一緒により良い「あきる野」を作っていきたいという想いは一緒のはず。
多くの市民との丁寧な対話が実現できる市政を作るために、議員の賛同、行動が必要である。
今のあきる野市議会は、市長の案を丸呑みし、議会基本条例12条にある議会権限を放棄しているのではないでか。今一度、考えて欲しい。

あきる野市議会基本条例
第12条 議会は、市長等が提案する重要な政策等について、議会審議において論点を整理し、政策等の水準の一層の向上を図るため、次に掲げる事項の説明を行うよう求めることができます。
(1) 当該政策等を必要とする背景
(2) 当該政策等の提案に至った経緯
(3) 基本構想及び基本計画との整合性
(4) 当該政策等の実施に要する経費及びその財源措置
(5) 将来にわたる経費の計算
(6) 市民参加の実施の有無及びその内容
(7) 他の自治体の類似する政策等との比較又は評価

私は、陳情書に書かれている内容に沿って、
*今回の事業は、あきる野市総合基本計画に位置づけられていないのではないか。
*これだけの規模の事業について、当初予算ではなく補正予算に計上したことに問題があったのではないか。
*説明会さえ開かず、パブリックコメントだけで合意形成を図ったとすることには、無理があるのではないか。
等々について、既存の計画や方針に書かれた文章との矛盾点を具体的に示しながら、追及しました。

ここにその内容を詳細に書くことはできませんが、市側の答弁はかなり苦しいものだったと思います。
答弁の内容を聞いていて、ある地方公務員が言っていた言葉を思い出しました。
「市長がやると言ったものは、いくらグレーな問題点があっても、黒でない限りは、白だと言い続けるのが補助職員の役目だ」と。

今日は約30名の方々が傍聴に来てくださいました。今日の市の答弁を聞かれた市民の方々がどう判断されるか、に委ねたいと思います。

市との質疑応答が終わった後、議員同士でしっかり議論したいと思い、陳情に反対の意見を述べた議員に対し、反対理由について何点か質問をしました。
しかし、「認識の違いなので、これ以上の答えはない」「認識が違うので討議は成り立たない」として、まともな議論にはなりませんでした。


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