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+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +

2022.06.06
2日間に渡る緊急質問が終わりました

辻よし子です。

本日の午前中、特養新設希望者の公募をめぐる緊急質問の続きがおこなわれました。
あり得ないような市長答弁が続き、あきる野市政が異常事態に陥っていることを再認識し、いたたまれない思いです。
6月議会で決着をつけなければ、議会の存在意義まで問われるでしょう。

本日一人目の質問者は、市長が公募前に「事業者は決まっている」と発言したことについて、
いつ頃から事業者とのやり取りがあったのか質問しました。

すると、市長は「あのときは、オーバーな言い方をしてしまった。事業者は決まっていない。不適切な発言だった」と、一転して発言の撤回に。

質問者が、そんな嘘を認めるわけにはいかないと、いくつか角度を変えて質問をしても、
「事業者はまだ決まっていない」と、同じ答弁を繰り返すばかり。

そこで質問者は、施工業者が市長の許可を得て現地の測量に入っている事実について質しました。
それに対して市長は、「調査のための測量を許可したに過ぎない。そのような問い合わせは他にも何件が来ている」と答弁。

どこかで必ずバレる嘘をその場しのぎで押し通しているとしか思えない答弁が続きました。

さらに驚いたのが、2人目の質問者に対する答弁で、市有地の賃貸について議会に議案を出すつもりはないと発言したことです。

私が3人目の質問者として、いつ議会に議案を出すつもりなのか聞くことになっていたのですが・・・。
議案が否決されれば特養を誘致できなくなるので、議案を出さない可能性は高いと思っていますが、
議案を出さないということは、条例違反をするということです。
さすがに条例違反をすると言えず、ぎりぎりまで態度をはっきりさせずに引っ張るのではないか、と想像していました。
ところが、市長は、合併当時に定めた市有地の賃料の基準を持ち出し、基準が定められているのだから議会に諮る必要はない、
という理屈にならない理屈を言い始めたのです。

私の質問では、まず、市長の認識の誤りを指摘し、賃料の基準があっても、今回の案件は議案として出さなければいけないこと、
議案を出さないことは条例違反になることを説明した上で、改めて議案として出すつもりがあるかどうか質しました。
しかし、市長は、それでも議案を出すつもりないとの答弁。

そこで、私から「市長が条例に反する指示を職員にすれば、市の職員は市長の命令に従っても従わなくても、必然的に地方公務員法に違反することになる。
なぜなら地方公務員法32条には、地方公務員は条例に従い、かつ、上司の命令に従わなくてはならないと定められているからだ」
という説明をしました。
その上で、市長は職員に法律違反をさせても特養の新設を進めるのか、と質しました。

それに対し、市長はまったく躊躇することなく、「第8期の計画に従って特養新設を進めます」と答弁しました。
正直、もう、終わっていると思いました。

最後に、市有地の残土についての市長の考え方を確認しました。
市有地の残土を処分するのには、現在分かっている範囲の試算で、少なくても1億3千万円余りの費用がかかることが、
特別委員会で明らかにされています。
ところが、今回の公募では、「市有地には残土があるが、事業者が処分することになる」と書いてあるのです。

そこで改めて、「本来、市が責任をもって処分すべき残土を、その費用も含めて事業者にやらせるつもりか」と質したところ、
事業者にやってもらうとの答弁。行政としての責任放棄につながりかねない、通常あり得ない話です。

今日の緊急質問の答弁を通し、村木市長自らが議会において、条例違反をし、市職員に法律違反をさせることを宣言したと言えます。
ここまで来て、市長に対する不信任決議に賛成できない議員がいるとすれば、採決の際には退席せず、
反対討論において、しっかりと市民に説明する義務があると思います。
そうなる前になんとか、全会一致で不信任決議が可決成立するよう、残された時間で議論を尽くしたいと思います。

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