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+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +

2022.04.19
議員全員協議会の報告

辻よし子です。

4月15日号あきる野市報に掲載された特養誘致の申出受け付け記事を巡って、
市議会では、急遽、4月15日(金)に会派代表者会議、4月18日(月)に議員全員協議会(全協)が開かれました。
その中で、さらに驚くような事実が明らかになりました。

●掲載は市長の独断

全協の冒頭に議長から市報掲載の経緯について報告がありました。
それによると、市長は校了締め切りの直前に誌面を空けるように指示を出し、校了日に手書きで原稿を渡して掲載を命じたことが分かりました。
原稿の内容は、担当課をはじめ職員には一切知らされていなかったとのことです。
不可解な記事内容の理由が分かった気がしました。

申出対象者には、「介護保険3施設の内のいずれかを運営している法人」(特養、老健、療養型)と書かれていますが、
特養を開設できるのは社会福祉法人で、老健を運営している医療法人は開設できません。
介護療養型医療施設は、現在市内にはありません。

また、誘致先の面積が測量に基づくものでないことや、市有地にある残土を事業者に処分させる前提になっていることなど、
あまりにも乱暴な内容です。

●事業者は決まっている!?

全協の途中で一旦休憩を取り、議長が市長に全協への出席を求めに行きました。
しかし、市長は全く要請に応じず、さらには、特養新設に手を挙げる事業者はもう決まっている、という発言まであったことが、
議長の報告によって明らかにされました。

由々しきことです。

特養の新設について、議会では賛否が分かれています。しかし、市長の一連の言動はそれ以前の問題です。

●透明性がなければ、私物化が疑われる

市長が事前に特養新設の事業者と話を付け、形ばかりの「公募」をおこない、特養誘致を進めるとすれば、権力の私物化が疑われます。

市長は、行政のトップとして強い権限を持っています。
その権限は言うまでもなく市民から負託されたものです。強い権限を行使するからこそ、そのプロセスには透明性が不可欠です。

一人の人間が強い権限を持つことの危険性を認識できるかどうかも、市長としての必要条件です。
政策論以前に、市長としての資質が問われる事態です。


昨日の全協では、この問題にどう対応するかについて議論がされました。
私を含め、不信任に値するという意見が多く出されましたが、まずは市長の考えを議場で質すべきという意見もあり、結論がでませんでした。
議論の続きは明日の会派代表者会議に持ち越されることになりました。

なお、市長は昨日の午後から4月28日まで検査入院で不在となることが、昨日の全協で明らかになりました。



(画像は公募記事です)

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