辻よし子と歩む会
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+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +

2021.11.26
議会初日の報告です

辻よし子です。

今日から12月議会がスタートしました。
初日に即決する議案の中で、すんなり賛成できない議案がいくつかあり、事前に担当課へ聞き取りをおこなったり、
自分でも資料を調べたりして、本日の審議に臨みました。
その中のいくつかについて報告します。


①議員および職員の期末手当の引下げ

昨年に続き、0.1月(会計年度任用職員と再任用職員は0.05月)の引下げが決まりました。
私は、会計年度任用職員の期末手当の引下げには反対をしましたが、共産党を除く他の議員が賛成したため、可決されました。
議員の期末手当の引下げについては賛成討論を、会計年度任用職員については反対討論をしました。
特に、あきる野市の会計年度任用職員の期末手当は、多摩26市の中で群を抜いて低く、そのことについても見直しを訴えました。

②樹木剪定・除草作業のために3,000万円追加補正

街路樹の剪定や市有地の草刈等の委託料として3,000万円の追加補正がされました。2,700万円の当初予算を上回る額です。
この5年間、当初予算はずっと2,700万円ですが、今回のように大きな額の補正が組まれたことはありません。
そこで、なぜ3000万円も?という質問をしたところ、今回は経費の係る幹線道路の剪定が多く含まれていることと、
これまで市民要望に応えられていなかった箇所の剪定・除草をここで実施することにしたことが、予算が膨らんだ理由であることが分りました。

また、委託だけでは追いつかず、市の職員がチェーンソー講習を受け、剪定や草刈をおこなっているそうで、
今年は、2名以上の職員が1日掛けて作業している場所が15箇所あったとのことでした。

高齢化社会の中で、これまでは地域住民がおこなっていた作業ができなくなっていることや、
環境整備に対する行政サービスへのニーズが高くなっていることなどから、これまでと同額の予算では回らなくなっているのだと思います。

限られた財源で、どこまで住民ニーズに応えるべきなのか、悩ましい問題です。
安全に係わる場所の手抜きはできませんが、景観上の整備については個々の感覚によっても求めるものが異なります。
住民要望に対して公平に対応するためには一定のルールがあった方が、市民の納得感も得やすく、職員も対応しやすくなるのではないでしょうか。
また、それを元に、必要な経費は当初予算でしっかり組むようにすべきではないかと提案しました。
市側からは、時代の流れの中で剪定に係わる必要経費も変化してきているので、今後検討が必要だと思っているという趣旨の答弁がありました。


③五日市ファインプラザのバスケットゴール改修工事

ファインプラザのバスケットゴールを改修するための補正予算が組まれました。来年度に掛けて工事が行われ、合計で約1,200万円(今年度は480万円)です。
今年4月に北九州市の中学校で起きた落下事故をきっかけに、あきる野市でも点検をおこなったところ改修の必要性が出てきたそうです(元々故障していたものの改修も含む)。
北九州市では市内全小中学校のバスケットゴールを点検し、今年度17億円もの経費をかけて補修や交換をおこなうとの報道があったため、
あきる野市内の小中学校はどうなのか、気になって質問しました。

あきる野市の場合は、すでに2015年から2016年の耐震化工事の中で落下防止のワイヤーが取付けられ、
その管理についても、毎年、業者による保守点検がおこなわれているとのことでした。


④給食センターの人材不足

五日市給食センターの人材派遣委託料について、625万3千円の減額補正が出されました。
元々、給食センターについては再任用職員も会計年度任用職員もなかなか集まらないということで、
やむなく、人材派遣会社への委託料が当初予算に組まれていました。
それが約2分の1減額になるということは、必要な職員数に穴が空いているのではないか・・・と気になって質問しました。
本来2名の派遣職員を予定していたところ、上半期は0人、下半期は2人ということで、2分の1の減額になったことが分りました。

上半期については、なんとか会計年度任用職員を1名確保したそうです。
下半期の2人というのは予算上の話で、現在確保できているのは1人のみとのこと。
人材派遣会社でさえ、給食調理員の確保が難しい実態が分りました。なぜ給食調理員が敬遠されるのか・・・。
答弁では、重労働であること、あきる野市という通勤しにくい地域性、朝8時からの勤務が子育て世帯には難しいこと、などが挙げられました。

この問題でもう一つ気になったのが、人材派遣会社の選定方法です。
年度当初におこなった指名競争入札は5回とも不調に終わり、契約ができませんでした。
その後、いくつかの業者に問い合わせをしている中で、1人であれば派遣できるという業者が見つかり、
随意契約でその業者に委託することに決まりました。
「あきる野市随意契約のガイドライン」の「急速にしなければ契約をする機会を失い、又は著しく不利な価格をもって契約をしなければならない
こととなるおそれがあるとき」(ガイドラインⅣ-6-(5))に該当するとのことでした。

入札が不調に終わった場合、これまで良く目にしたのは「不落随契(ふらくずいけい)」と呼ばれる形の随意契約です。
この場合は、最初の入札の時に決めた予定価格や契約の条件は変更できないことになっています。
今回は、それとは異なり、改めて見積もりを取って契約を結んでいます。
相手が1者で急いで契約を結ばなくてはいけない場合に、どうやって適正な予定価格を決めるのか・・・。

今後、様々な事業で人材不足による入札の不調が増えることも考えられるので、市として研究する必要があるのではないかと投げかけました。


②~④を含む補正予算は、全会一致で可決されました。


⑤区画整理事業に追加の補助金

都内の自治体で、国からの社会資本整備総合交付金を使い切れなくなったところが出たため、
その内の半分があきる野市に配当されることになりました。都からの補助金と合わせて約5500万円になります。

今年度当初、あきる野市の申請していた社会資本整備総合交付金が47.2%にカットされるという衝撃的なことがありました。
都の補助金の減額分と合わせると2億6千万にもなります。

今回、追加される補助金をその穴埋めにできないのか市に尋ねましたが、やはり、すでに契約を結んでしまった事業には充てられないとのことでした。

そのため今回の補助金は、来年度予定している地権者の移転を数名分早め、その移転補償費に充てる計画です。
果たして、対応できる地権者がいるのかどうか疑問ですが、仮に移転ができず来年度に繰り越した場合にも、
補助金の返還は求められないということが確認できました。

この補正予算自体には問題はないと思いますが、これまで指摘してきた通り問題の多いこの区画整理事業には反対をしているため、
補正予算にも反対をしました。共産党も反対しましたが、他の会派が賛成したため可決されました。


⑥下水道事業の増額

今年度工事が予定されていた下水道工事区間において、予想外に湧水が多く、普通の工法(開削工法)では不可能なことが分かりました。
そのため、一旦減額補正をし、来年度新たな工法(推進工法)で仕切り直すことになりました。

事前に地質調査をおこなっていますし、周辺では東京都の土木工事もおこなわれたばかり。
地形的にも湧水が多いことが可能性として考えられる場所です。

新たな工事の費用を試算すると、設計委託として約500万円、工事として約1500万円増額となる見込であることが分りました。

やはり、事業認可区域であったとしても、費用対効果の面から改めて精査する必要があると思います。
反対したのは私ひとりであったため、補正予算は可決されました。

以上、すっかり長くなってしまいましたが、初日審議の報告でした。


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