辻よし子と歩む会
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2021.03.03
2年前の提案が実現の見込み

辻よし子です。

今日は私の所属している環境建設委員会がありました。

引田駅北口土地区画整理事業に関わる議案が2つあり、いずれにも反対しました。

ひとつは建物の制限に関する条例です。
建物制限はまちづくりには必要なことですが、そもそものまちづくりの決め方に多くの問題があり、
今回の条例改正の前提になっている用途地域と地区計画の変更に賛成できないため、反対しました。
地区計画を決めるにあたり、「まちなみづくり懇談会」なるものが4回だけ開かれましたが、地権者しか参加できず、市民の傍聴も認められませんでした。
多額の税金をつぎ込んで駅前開発をおこなうのですから、地権者の意向を尊重するにしても、
せめて駅前広場だけでも、どのようなデザインが考えられるか、地権者以外の市民も意見を出し、考え合う場を作るべきだったのではないでしょうか。

都市計画法に基づいて、一般市民を対象にした計画案の縦覧と意見書の提出の機会はありましたが、すでに計画がほぼ固まった段階での形式的な意見聴取にしか過ぎません。

もうひとつの議案は、事業地内に建設される市道の認定です。
この道路に関しては電線の地中化事業の対象になっているために、一足先に認定する必要があるとのことでした。
幅員18メートルの都市計画道路から100メートルと離れていない場所に、幅員16メートルの道路を並行して建設するという道路計画。
道路の縮小を求めていましたが見直しされなかったため、今回の市道としての認定にも、反対しました。

2つの議案とも私以外の委員は全員賛成で可決されました。(委員長(共産党)は議決に加わらないため、共産党の賛否は本会議まで分りません)

一方、今日の委員会でうれしいことがひとつありました。

市道の認定に関するルールを見直す必要があるのではないかと以前から提案していたのですが、それがようやく実現しそうであることが分りました。
宅地開発などで道路ができた場合、その道路を市道として認定するかどうか、自治体によってルールが異なります。
市道として認定されると、その道路は市に寄付されますが、その後の管理や補修は市でおこなわなければなりません。
公道としての役割がほとんどない道路まで全て市が税金を使って管理するわけにはいきません。
たとえば、行き止まりでUターンもできない道などです。

他の自治体の基準をいくつか調べたところ、行き止まりの道路は市道として認めていないところが多かったのですが、
あきる野市の基準では、行き止まりであっても道路沿いに5戸以上の宅地があれば市道として認めていました。

そこで、2年前の委員会で問題提起をしたところ、担当課が周辺自治体にアンケート調査をおこなってくれました。
アンケートなどを基に今年度中には結果を出すとのことでしたので、今日の委員会で質問しました。

答弁では、通り抜けできる道路を原則にするという基準に変える方針でほぼ固まったとのこと!
一定の周知期間が必要なので、4月に変更になった基準が公表され、実際に適用されるのは今年の10月からの予定とのことです。

2年前の問題提起を真摯に受け止めてくださった職員の方々に感謝です!


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