辻よし子と歩む会
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+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +

2020.07.09
「農地の番人」

辻よし子です。

本日、臨時議会が開かれました。
主な議案は、農業委員会の委員の任命と、コロナ対策の補正予算です。

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 農業委員会の任命について
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まず、農業委員会の任命について。

農業委員会は、「農地の番人」であると言われ、農地の売買、貸借などを許可する役を担っています。
2015年までは地域の農業者が選挙によって委員を選んでいましたので、まさに、農業者の自治組織でした。
ところが、2015年の農業委員会法の改正により、公選制が廃止され、市町村長による任命制に変わりました。
市町村長が農業者や農業団体からの推薦と公募を経て候補者を選び、議会の同意を得て任命するというのが、現在の形です。

農業委員会は市町村から独立した行政委員会です。
農地の保全や有効利用、農業のあり方について、市町村とは一線を引き、意見の言える組織であるためには、公選制の方が相応しいのではないでしょうか。
また、「議会の同意」は非常に形式的になりがちです。議員が果たしてどれだけ責任を持って「同意」「不同意」を決めることができるのでしょうか。
2015年の法改正に反対した議員の中には、同意の採決の際に退席する議員も少なくないようです。
私は、前回の2017年の同意の際も今回の同意の際も、どうしたものか・・・・と悩みながら、継続委員については過去の議事録で発言を確認し、
新しい委員については直接お会いしてお話を伺った上で、判断させていただくことにしました。

市内では、毎年2~3ヘクタールの農地(生産緑地)が減り続けています。
お会いした委員(候補者)からは、「農業はやりがいのある魅力的な仕事だが、労働に見合った収入が得られないため、なかなか後継者が見つからない」
という共通の悩みが聞かれました。また、安定した出荷先として市内の学校、幼稚園、保育園の給食との連携や、
市内の直売場(JAファーマーズセンター)の活性化などの課題も出されました。

今年度は、環境建設委員会として農業の活性化に取り組む先進自治体を視察することになっていたのですが、コロナによって中止になってしまいました。
たいへん残念です。市内の農業を守り、農地を保全するために、自治体として取り組むべきことはなんなのか、今後も考え続けていきたいと思います。

今回も農業者の方から直接お話を伺うことができたのは貴重な機会でしたが、
農業委員任命にける議会の同意とは一体なんなのか、もやもやした気持ちは解消されないままです。

14名の農業委員は全議員の同意により任命が決定しました。


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 コロナ対策の補正予算について
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次にコロナ対策の補正予算についての報告です。

今回、額として大きかったのは、国が第2次補正予算で打ち出したひとり親家庭への給付金(「ひとり親成体臨時特別給付金事業」)です。
9350万円の予算です。主な対象は児童扶養手当を受け取っている世帯です。一子目に5万円、二子目以降に3万円が給付されます。
現在、児童扶養手当を受け取っていなくてもコロナの影響を受けて収入が減り、児童扶養手当の基準相当になったひとり親世帯にも給付されます。

●住居確保給付金が5月の第2号補正予算に続いて、さらに増額されました。
当初予算で6世帯、5月の補正で10世帯、合せて16世帯を想定していましたが、現在すでに51世帯が利用をしています。
今回の補正により、当初予算の約17倍の予算になりました。
住居確保給付金については、国が比較的早い段階で、コロナ禍に合せて利用基準を緩和しました。この点は良かったと思っています。
ただ、この制度は最大9か月までしか利用できません。果たしてその間に、利用世帯の収入が改善するのかどうか・・・。
政府には早めの対策を練ってもらいたいと思います。

●コロナの影響で学校の先生方の業務が増えているため、東京都が新たに「学習指導サポーター配置支援事業」を始めました。
あきる野市の全小中学校に、1校当たり毎日6時間分のサポーターが配置されることになります。
サポーターの業務内容は、授業の補助や子どもたちの健康観察、校舎内の消毒作業などなど。
要するに、教育指導と事務の両方を担う「なんでも屋さん」です。

もともと教員の過労問題が叫ばれる中、正規職員を増やすことなく、さまざまな名前で細切れに非正規職員を導入してきました。
今回、そこにさらに、新たな名前のサポーターが導入されるというわけです。しかも、7月から10月までの短期間です。
おそらく、現在配置されている教員補助員やスクールサポートスタッフの方々の勤務時間を増やすことで対応する学校が多くなるのではないでしょうか。
そうなると、中には、一人で3つも4つもの肩書を持つ非正規職員がいることになります。
ひとりひとりの非正規職員の役割を明確にし、働く側も働きやすく、学校側も業務を頼みやすくするために、
継ぎ接ぎだらけの制度を、一度整理する必要があるのではないでしょうか。

今回の補正予算については、上記の報告に書いた住居確保給付金と学習指導サポータ配置事業について
質問や意見を述べた上で賛成しました(全会一致で可決)。


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