辻よし子と歩む会
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2020.03.26
一般会計予算の討論原稿

辻よし子です。

昨日の議会で読み上げた一般会計予算の討論原稿を掲載します。

議席番号2番 会派くさしぎの辻よし子です。
令和2年度あきる野市一般会計予算に対する修正案、および修正案を除く一般会計予算原案に対し、いずれも反対の立場から討論します。

まず、修正案について反対理由を述べます。

新たな、るのバス購入については、交通空白地域、交通不便地域をどのように解消していくか、
フィーダー交通と言われる細部の支線路線の見通しがある程度明らかになってから購入すべきという
修正案提出者の考えには一理あります。
しかし、基幹交通であるるのバスが2台になることで、フィーダー交通と基幹交通を結ぶ実証実験は間違いなく加速されることでしょう。

また、市民要望の強い、るのバスの休日運転や、乗降客の多い区間だけをつなぐショートカットの
実証実験を進めるのにも、1台では限界があります。

一方、公共交通検討委員会での審議がほとんどされないまま、市長がるのバス購入に踏み切ったことには、
確かに問題があります。しかし、この件については予算特別委員会の中で、市長は問題の指摘を真摯に受け止め、
さらに、今後の公共交通検討委員会で、購入の必要性が確認されるまで予算は執行せず、仮に今年度中に結論が出ない場合には、
補正予算によって購入費を減額するとまで明言されました。

以上のことから、るのバス購入費を予算から削除する必要ないと考え、修正案には反対をします。

次に修正案を除く一般会計予算原案について、反対理由を述べます。

村木市長になって初めての当初予算では、市長車運転業務委託料が無くなり、一方、
認証保育園の保護者補助金が引き上げられるなど、市長の意気込みが感じられる予算となりました。
しかし、主に次の点に問題があるため、本予算案には賛成できません。

1点目は。幼保無償化において、今なお、取り残されている子どもたちがいることです。

市長の施政方針では幼稚園類似施設に通う世帯への支援が謳われたため、国の制度の不備を補完する形で、
月額25700円を上限に無償化されている幼稚園と同等の支援がされるものと期待しましたが、
従来の補助金3400円に3000円を上乗せするだけであることが分かりました。
仮に対象者全員に無償化と同等の補助金を出したとしても、かかる経費の総額は約600万円です。
無償化によって減少した市の負担額は約9200万円であり、その内、使い道として決まっている額は約7060万円ですので、
600万円は可能な額ではないでしょうか。
子どもたちが通う施設によって区別されることなく、本来、3~5才のすべの子どもたちが等しく支援されるべきであることを、
あきる野市として明確に示すためにも、無償化と同等の補助金を出すべきだと考えます。

2点目は、これまで繰り返し問題にしてきたマイナンバーカードによる証明書のコンビニ交付です。
昨年4月から今年2月末までの交付枚数は1714枚ですが、仮に来年度、市の予測通り1年間で3600枚交付されたとしても、
1枚当たりの経費は2452円になります。住民票などの証明書が、市役所や出張所に行かなくてもコンビニで交付できるという
便利さだけのために、1枚あたり2452円もの経費を掛けることは、行政サービスのあり方として明らかに間違っています。
特に来年度からは交付税措置もなくなり、全て市の負担となります。
公務員への執拗なマイナンバーカードの取得要請、マイナーカード所持者だけに最大5000円のお金がばら撒かれることになる
マイナーポイント制度など、常軌を逸しているとも言える、国のマイナンバーカード政策に振り回されることなく、
冷静な判断をしていただきたいと思います。

3点目は、武蔵引田駅北口土地区画整理事業へ1億253万1千円が繰り出しされていることです。
私は、これまで一貫して事業に反対をしてきました。村木市長が事業の見直しに踏み切ったことで、
6名の専門家が事業の見直し内容について議論し、そのすべてが公開されたことは、画期的なことでした。
しかし、検討対象を事業費の縮減方策と、業務の合理化方策に絞ってしまったために、まちづくりとしての評価や事業の公平性など、
問題の核心に迫る議論が十分に出来ずに終わってしまいました。
時間的制約から致し方なかった面はありますが、一体何のための見直しなのか、
見直しの目的がかえって見えなくなってしまったのではないでしょうか。

見直し検討会議からの報告を受けて、最終的な市長の政策判断が下されるのは、これからです。
事業の公正性や透明性について果たしてどこまでの見直しができるのか、今の段階では不透明なため、本事業に賛成することはできません。

4点目は、下水道事業へ15億1018万円が繰り出しされていることです。
前年度に比較して約1億円の増額です。詳しくは下水道事業会計予算の討論で述べますが、
起債を減らし財政健全化を図るためには、下水道事業の抜本的な見直しが不可欠です。
それにもかかわらず、従来通りの路線を変えず、一般会計から多額の繰り出しを続けることを認めるわけにはいきません。

以上、令和2年度あきる野市一般会計予算に対する修正案、および修正案を除く一般会計予算原案についての反対討論とします。


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