辻よし子と歩む会
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2020.02.27
環境建設委員会

辻よし子です。

本日、環境建設委員会がありました。
揉める議案はなく、9件の議案が全会一致で可決されました。

議案に賛成はしましたが、何点か課題について質問や意見を述べました。主な内容を報告します。

●市営住宅の連帯保証人

民法が改正され、市営住宅に入る際に連帯保証人が必要なくなりました。

市営住宅は、年金生活者や低所得者など、住宅に困窮する方々のセーフティーネットの役割も持っています。
身寄りのない高齢者など連帯保証人を探すのがたいへんな場合も多く、今回の条例改正は、
市営住宅入居者の実情に合わせた負担軽減策として評価できます。

ただ、緊急時の連絡先などは必要なため、連帯保証人に代わる連絡人を新たに置くことになります。
仮に家賃が滞納した場合、連絡人が債務負担を負うことはもちろんありませんが、
どの範囲まで入居者に対する連絡責任や支援を期待されるのか、曖昧な部分があります。

高齢化社会の進展に伴い、入居者に対する福祉的な支援体制が、今後さらに行政に求められてくることと思います。
家賃の滞納は、生活困窮や認知症などのシグナルになっているケースもあり、行政側が支援体制をしっかり整える中で、
連絡人との協力関係を作ることが必要ではないでしょうか。

あきる野市には、まだ、居住支援協議会はありません。一昨年の12月議会で、あきる野市でも協議会の設置を
検討すべきではないかと発言しました。今回、その後の進展状況を尋ねたところ、担当課長が先進自治体を訪ねてヒアリングをするなど、
積極的な検討が進められていることが分かりました。今後に期待したいと思います。

●市道の認定

ほぼ議会毎に、住宅開発に伴う新たな道路が市道として認定されます。市道として認定されるということは、
税金を使って道路の管理をするということです。では、どのような道路であれば、市の道路として認定するのでしょうか・・・。
その基準は自治体によって様々です。

あきる野市の場合は、

*通り抜けできる道路

*認定道路や赤道を含む道路

*5戸以上の宅地に接する道路

*その他、市長が特に認めるもの

この4つのいずれかに当てはまれば認定されます。

他の自治体の基準を見てみると、5戸ではなく10戸以上の宅地が条件になっていたり、
行き止まり道路の場合には自動車の回転広場が必要だったり、あきる野市よりも条件が厳しい自治体も少なくありません。

また、あきる野市は、この基準をHPなどで公開していません。

そこで、1年前の議会で、基準の見直しとHPへの公開について検討して欲しいと要望しました。
今回、検討状況を確認したところ、他市の状況についてアンケート調査を実施し、現在、
その取りまとめをしていることが分かりました。
1年前の提案をしっかり受け止めて行動に移してもらっていたことを知り、うれしく思いました。
また、基準の変更の是非と併せてHPへの公開も検討していくとのことでした。
どのようなアンケート結果になったのか、後日、確かめてみたいと思います。


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