辻よし子と歩む会
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2020.01.22
区画整理事業見直しに検討会議(第1回)

辻よし子です。

引田駅北口土地区画整理事業見直しに関する第1回目の検討会議が、本日、市役所別館で開催されました。

会議が公開で行われたことを、まず、評価したいと思います。
事前の市の説明では、傍聴者は原則10人、最大で20人。それを超えるときは抽選とのことでした。
しかし、大勢の傍聴者が来ることが予想され、今回の会議室は広いため、もっと傍聴人数を増やせないのかと、
私を含む複数の議員が担当課に頼んでいました。
結果的には、44人の傍聴者が来庁し、全員、傍聴することができました。
市では50人分の席と資料を用意してくれていたようです。また、別に報道関係者が12人傍聴しました。

検討会議の委員は6名。都市計画の研究をしている大学教授、都市計画制度のプランニングをしている都市プランナー、
区画整理コンサルタント、元自治体職員として区画整理の経験がある方、そして、URや都市開発公社に関係が深く、
これまで各地の都市計画事業を推進してきた専門家が2名、という構成です。

これまで第1線で区画整理事業をバリバリと進めてきた専門家の「先生」方が、
果たして、区画整理事業の見直しにどれだけの価値を見出し、事業縮小のために知恵を絞ってくださるのか、
期待よりも不安の方が大きい・・・というのが正直なところです。

市が用意した見直し案は、

*都市計画道路(秋3.4.13号線)の立体交差の計画を平面交差に変更することを含め、2本の都市計画道路の規模を縮小する。

*複合商業施設の誘致を止め、当初の住宅ゾーンの計画に戻し、原位置換地にすることによって補償費の縮減を図る。

*住宅街への車の進入を押さえるために道路の幅員を縮小する。

というものでした。

これに対し、委員からは「道路の築造費が削減できても、そのために事業が長引けば、事務経費が嵩んでしまい、
逆に事業費が膨らんでしまう場合もある」「道路の幅員を狭くして、歩道は確保できるのか。
今はむしろ歩道を広く取る傾向にあるのでは」「道路の築造費が減っても、もらえる補助金も減ってしまう」等々、
厳しい質問や意見が多く出されました。

予想された流れとはいえ、「それはあんまりでしょ!」と腹の立つような意見もありました。
その最たるものが、
「都市計画道路の変更など出来るわけがない。都市計画は上位計画であり、地元の都合で簡単に変えられる世界ではない」
という趣旨の発言でした。
都市計画はそれほどまでに立派な、緻密に計算された、必要不可欠な計画なのでしょうか?

ちなみに、現在予定されている都市計画道路の立体交差は、50年前に立てられた計画です。
半世紀前の地図にかかれた計画線です。1時間に2本しか電車が通らない単線の線路を、
渋滞の見られない道路がまたぐのに、立体交差にする必要がどこにあるのでしょうか。

世界に例のない少子高齢化社会に突入した日本。行政サービスの在り方を根本的に見直す必要があるのに、
道路整備だけは、半世紀前の計画に従って進める・・・・。
「地元の都合で簡単に変えられる世界ではない」都市計画って、一体なんでしょう。

また、「都市計画道路は国と都から補助金がもらえるので、出ていくお金が減れば、
もらえるお金が減るということも考えないといけない」という「アドバイス」もいただきました。
しかし、国と都からもらえる補助金と言っても、元をただせば同じ税金です。
都市基盤の整備に使う税金は、本当に必要なものだけに絞り、
今後拡大する一方の社会保障費に少しでも多く回す工夫をすべきなのではないでしょうか。

従来の都市計画の土俵で相撲を取っている限り、私の望むような見直しはできないのではないか・・・・
と感じた第1回目の検討会議でした。


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