辻よし子と歩む会
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2019.12.03
村木市長になって初めての一般質問

辻よし子です。

一般質問が終わりました。
村木市長になって初めての一般質問の日であり、私を含め3人の議員が区画整理に関わる質問をしたためか、地権者をはじめ多くの方々が傍聴に来られました。
珍しく傍聴席が満席になり、議場に入れない方々は図書室でモニターを通して「傍聴」していただきました。
報道関係者も多く、MXテレビと読売系のテレビが取材に入りました。
私の質問を聞きに来て下さった方で議場に入れなかったという方も多かったようです。すみませんでした。そして、ありがとうございました!

多くの地権者は「計画通りに1日も早く事業を再開して欲しい」という思いで、傍聴に来られたのだと思います。
そうした中、見直し案を提案した私の一般質問を、どのようなお気持ちで傍聴されたのか分かりませんが、
私としては、多くの地権者に私の考えを直接聞いていただく貴重な機会になったと思っています。

区画整理事業に対する、中心的な質問と答弁を報告します。

①五日市線と交差する都市計画道路は、立体交差にする必要はなく平面交差にすべき。
平面交差にすれば、もう1本の都市計画道路も縮小できるはず。改めて東京都や警察と協議して変更できないか?

⇒(答弁)事業計画の見直しという手続きが必要になるが、変更は可能。

②変更すれば、その分、公共減歩が下がり、地権者の負担は軽くなるのではないか?

⇒(答弁)変更すれば事業費は縮減され、また、地権者の減歩率も下がるので負担は軽くなる。

③都市計画道路を縮小し、1万2000平米ものスーパーの誘致を止めれば、住宅環境を保全することができる。
そうすれば、わざわざ離れた住宅地に換地する必要もなくなり、再築工法ではなく曳家工法に変えることができる。
再築工法に比べ、曳家工法はどのぐらい補償費を削減できるか?

⇒(答弁)1戸あたりの補償費は約3割削減できる。

④居住者の負担を軽くするために、先行住宅地だけを先に仮換地指定してはどうか?
その後、都市計画道路などの見直しを含めて、換地設計を変更することはできないか?

⇒(答弁)地区全体の換地計画を固めてから仮換地指定をするのが原則だが、居住者を最優先して移転を進めるための一つの方法でもあり、
関係機関と調整して、慎重に判断したい。

⑤区画整理事業における換地が公正・公平におこなわれるか判断するためには、換地に関する個人情報を含めた資料の開示が必要。
見直しをするに当たり、積極的な情報公開をおこない、先進事例のひとつになって欲しい。

⇒(答弁)可能な範囲で公開していきたい。

部長答弁には、見直しに対する慎重な姿勢が滲み出ていましたが、私からの提案に対しては全体的に前向きな答弁をもらうことができました。

今回は、この他に2つ質問しました。

●台風19号では平井川も越水したが、水位計では越水まで2メートル以上余裕があることになっていた。
水位計の数を増やすか、位置を変える必要がある。東京都に要望できないか?

⇒(答弁)東京都でも認識をしており、他の河川も含め改善を検討していく。

●生活困窮者自立支援法が改正され、「子どもの学習支援事業」が「子どもの学習・生活支援事業」に改められた。法改正の趣旨をどう考えているか。
(あきる野市の学習支援事業は、対象者を限定せず、一斉授業型で行われているため、支援の必要な子どもに支援が届いていないのではないかと、これまで何回となく問題にしてきました)

⇒(答弁)生活習慣や育成環境の改善を図っていくためには、家庭を訪問し、家庭において助言などをおこなうことが効果的な支援になるだろう。
支援を必要とする家庭に支援が届く方策を検討していきたい。

特に、学習支援事業に対しては、家庭訪問を視野に入れた前向きな答弁をいただくことができ、とてもうれしかったです。
今回、東京26市に対して実施したアンケート調査や、行政視察の成果をもとに、さらに情報を集め、具体的な提案をしていきたいと思います。


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