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2018.09.04
一般質問/生活保護制度、会計年度任用職員制度、下水道事業

辻よし子です。

一般質問が終わりました。
今回は、「生活保護制度」、「会計年度任用職員制度」、「下水道事業」という3つのテーマを取り上げました。


生活保護制度

生活保護制度については、度重なる保護費の引き下げや、捕捉率(本来保護を受けることができる世帯のうち、実際に保護を受けている割合)の低さ、
ケースワーカーの専門性や配置人数の不十分さなど、非常に多くの問題があります。
しかし、地方議会の一般質問で一体何をどう取り上げれば改善につながるのか、なかなかきっかけが掴めずにいました。

そうした中、小田原市の「保護なめんなジャンパー事件」のその後の取組みについて学ぶ機会があり、
今回は、そのとき紹介された『生活保護のしおり』の問題について、取り上げました。

あきる野市には『生活保護のしおり』以外に、生活保護制度について解説したパンフレットがなく、
しかも『生活保護のしおり』は、市民の目に触れるところには置いてありません。
まず、市民が誰でも手に取れる、生活保護を知るためのパンフレットが必要ではないかと指摘しました。

また、小田原市の『生活保護のしおり』がそうであったように、あきる野市の『生活保護のしおり』にも、改善すべき問題点が多く含まれています。

まず、生活保護が憲法25条に保障された国民の権利であるという明確な説明がありません。
また、しおりの最初の方に、「保護を受ける前にしていただくこと」という説明があり、
「家族のすべての人たちが、あらゆる努力をして、それでもなお生活できないときに、はじめて受けることができます」
という、生活に困っている人を突き放すような書き方がされています。

一般質問では、小田原市の検討会で委員を務めた当事者の女性の言葉を紹介しました。

「(小田原のしおりは)こうしないと保護を打ち切ってしまうよというトーンが非常に強く、非常に苦しんで困って辿りついた申請者の方に、
『もう大丈夫ですよ、市役所のケースワーカーがあなたを応援しますよ』というメッセージはどこからも伝わってこない。
やっと助かるのかと思ってこれを渡されると思うと、正直涙が出そうな感じがして、困ったときにこれをみたら
「もういいや」という気持ちになってしまうのではないかと思う。
親族にも頼れなくてボロボロになって辿りつくのが生活保護なので、『これをしないと生活保護は受けられません』という
トーンのほうが強かったら絶望するしかない。」

小田原市では、その後、絶望させてしまうようなしおりから、希望を与えるしおりへと改訂しました。
その例を挙げながら、あきる野市の『生活保護のしおり』も、小田原市の保護のしおりを参考に、ぜひ見直して欲しいと要望しました。
これに対しては、前向きな答弁をもらうことができました。


会計年度任用職員制度

2問目は、会計年度任用職員制度について取り上げました。
これもまた大きな問題で、時間をかけて勉強した割には、なんだか中途半端な質問に終わってしまった気がしています。

あきる野市では、新制度の下で、どのように非正規職員の処遇改善をはかり、そのための財源をどうするつもりなのか、
その方向性を尋ねたのですが、市としては、まだ、国や東京都から勤務条件についての具体的な取扱いが示されていないので、
制度設計ができないという答弁でした。

再質問では、フルタイムに近い非常勤嘱託員があきる野市では30人近くいることと、その人たちの現在の処遇があまりにも正規職員と
違い過ぎることを取り上げ、新制度において、格差を是正すべきではないかと指摘しました。
その後、地方公務員にも正規の専門職員がもっと必要ではないかという思いから、ジョブ型職員とメンバーシップ型職員の考え方を紹介しました。

また、会計年度職員の処遇改善にかかる財政負担については、各種事業の見直しを含む行財政改革が必要ではないかと投げかけました。
国保に関する質問をしたときもそうですが、問題が大き過ぎて、まだまだ私の力では、全然歯が立たない・・・・という感じで終わりました。


下水道事業

そして、最後の質問は、これまで4回程取り上げてきた下水道事業についてです。
下水道から合併処理浄化槽にハンドルを切り替える必要がある、ということは、ようやくはっきりして来ました。
しかし、合併処理浄化槽をあきる野市としてどう進めていくか、具体的な検討がほとんど進んでいません。

これまでの一般質問で取り上げた問題だらけの業務委託報告書は、ようやく修正が終わりましたが、
しかし、その分析結果だけから、どの地区は下水道にして、どの地区は浄化槽にする、と判断することはできません。
市町村型の合併処理浄化槽について具体的な制度設計とそれに基づく費用計算が必要だと思います。

その作業が、この半年間にちっとも進まないのは、下水道係だけがその作業を担っているからではないか、と指摘しました。
その上で、浄化槽の担当をしている生活環境課と下水道係とで合同のプロジェクトチームを作って作業を進めたらどうかと提案しました。
しかし、返ってきた答弁は「今の体制のままで努力します」というもの……。
本当に、今のままで大丈夫なのか・・・・なんだか、担当職員が気の毒な気さえします。
下水道の業務を進めながら、今後は住民説明会を開き、そして、浄化槽を含めた汚水整備計画を作るのですから・・・・。
結局、市全体が人材不足なのかもしれません。


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