辻よし子と歩む会
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2018.06.14
環境建設委員会/市道の認定・廃止・変更、市営住宅に関する陳情案件、生産緑地制度の改定

辻よし子です。

環境建設委員会が終わりました。
市長提案は、市道の変更3件だけでした。市道の認定、廃止、変更は、毎回のように議会に出されます。

その内1か所は、古くから私有地内にあった赤道(あかみち:道路法の適用を受けない法定外公共物)を新しい市道の一部と交換することになりました。
議案書でそこまで説明されているわけではないので、あえて委員会で質問し、説明を求めました。
結局、公有地が長年私有地として使われていたことになります。
しかし、この場所に関しては、地主さんの私道が公道として使われていたので、お互い様ということでしょうか。
市内には、まだまだ埋もれた赤道があるようです。

他に、市営住宅に関する陳情案件がありました。
市営住宅の入居者の審査は、賃貸契約の準備行為に当たるのか否か、明確にするよう求める陳情でした。
陳情の意図を理解し、自分なりの回答を出すのがたいへんでしたが、市営住宅について学ぶ良い機会になりました。
関連する国の資料や裁判の判例などを調べたところ、なるほどな、と思う考えに行き着きました。
市営住宅は住宅困窮者に対するセーフティネットであり、憲法25条の理念を保障するための福祉政策であることを考えれば、
入居者の審査は行政処分としておこなわれるもので、賃貸契約の準備行為には当たらない、ということです。
ただし、入居者が決定した後からは、賃貸契約という民法に係る部分が出きます。
この考えを踏まえて、あきる野市でも条例や関連文書に使う言葉を精査する必要があると思い、その点も付け加えて発言しました。
陳情者にどれだけ納得していただけたか自信はありませんが、この間色々調べ考えた結論です。

最後に、その他の質問で、生産緑地制度の改定に当たって、現在市でどのような検討が進んでいるか質問しました。
あきる野市には市街化調整区域にも農地がありますが、市街化区域の農地もできる限り残していきたいものです。
それには、現在の農業従事者だけに頼るのではなく、市を挙げて取り組む必要があると考えています。
現在国会で審議中の「都市農地の貸借の円滑化に関する法律」の行方と合わせて、注視していきたいと思います。


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