辻よし子と歩む会
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2017.2.21
議会初日が終わりました。

辻よし子です。

議会初日が終わりました。

初日の主な中身は、
*各議案を3つの常任委員会に割り振る
*補正予算を審議する

私は一人会派なので、自分が所属していない委員会に割り振られる議案については、初日で質問や意見を出しておきます。
審議をするのは各常任委員会なので、その中で討論して欲しい論点を挙げることが中心になります。

育児や介護を行なう職員の超過勤務について、免除の対象を広げるという条例改正

育児や介護を支援する内容で、歓迎すべき改正だと思います。
ただ、「公務運営に支障がある場合を除き」という一文が気になりました。

「公務に支障があるから、免除するわけにはいかない」と上司が判断し、免除の申請が認められなかった場合はどうなるのか?

少なくとも、そのやり取りを記録を残す必要があるのではないかと質問したところ、
「記録に残すようにします」との回答が得られました。

もう一つ気になるのは、この条例の対象は常勤職員だけで、非常勤職員は対象になっていない点です。

今回の条例改正では、これまで介護を理由に時間単位で休みを取ることは認められていなかったものを、
「介護時間」として休みを取ることができるようになります。

一方、非常勤職員は、時間単位の有給休暇も認められていない上に、「介護時間」の対象からも外されることになるので、
常勤職員との待遇の違いがあまりにも大きいのではないかと質問しました。

ところが、なんと今回の「介護時間」の制度は無給とのこと。

事前に担当課にもいろいろ聞きにいっていたのですが、そのことには気づきませんでした。
制度が複雑で、なかなか理解するのが大変です。

市税賦課税徴収条例の一部改正

これまた、内容が複雑で理解するのがたいへんな条例改正です。

複数の改正が含まれるのですが、どうも納得できないのは、法人市民税の改正です。
簡単に言ってしまえば、地方交付税の資金源が足りないので、事業所が市町村に支払う法人市民税の割合を下げて、
その分を地方交付税の資金源に回すというもの。
国が地方の格差を是正するために、交付金として分配し直すので、結局、地方にお金は戻って来るという理屈ですが、
交付金の出ない自治体はどうなるのでしょう?
そもそも地方自治の精神に反するのではないでしょうか?

この条例改正があきる野市の財政に与える影響について質問しました。
単純に影響額を出すことはできないようで、すっきりとした回答は得られませんでしたが、
常任委員会までに検討してもらうことになりました。

武蔵引田駅区画整理事業に関する補正予算

今年度予定していた基本設計を来年度に繰り越すという内容でした。

区画整理事業については、21人中、私を含む9人の議員が反対しています。
そのため、この事業の補正を含む一般会計の補正予算にも、区画整理事業の特別会計の補正予算にも、9人が反対しました。

秋川の観光施設に係る指定管理について

「秋川橋河川公園」「リバーサイドパーク」「ふれあいランド」の管理をあきる野市観光協会に指定するという内容です。
東京都では平成25年に秋川の河川整備計画を策定しています。

その中には、
  • 秋川の豊かな自然環境を保全しつつ、秩序ある河川利用をすること。
  • 秋川の整備や維持管理については、地元の自治体や流域住民と積極的に情報意見交換を行う。
    ということが謳われています。

    そこで、実際に積極的な情報意見交換がおこなわれているのかを質問しました。

    回答は、2年前から東京都、西多摩建設事務所、あきる野市の観光商工課で勉強会をしており、
    これから協議の組織化を図っていくというものでした。

    そこで、観光だけではなく、自然環境保全の視点から環境政策課や生活環境課を含めた組織にして欲しいこと、
    さらに、地域住民や秋川流域で活動する環境保全団体も加えた協議が必要ではないかと、提案しました。

    初日の審議内容をなるべく分かりやすく伝えようと思って書き始めたら、すっかり長くなってしまいました。
    ややこしくて、細かい内容ばかりなのですが、小さな積み重ねが大切。
    そこから大きな問題につながることがあるかもしれません。

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