辻よし子と歩む会
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2016.12.16
部長の答弁修正について

辻よし子です。

今回の12月議会では、異例なことがいくつかありました。
その一つが、最終日における市側の答弁修正でした。

議会2日目の一般質問で、自民党最大会派の議員が、引田駅北口の土地区画整理事業について推進の立場から質問をしました。

この事業に反対している地権者が少ないということを主張したかったのでしょう。
「(市は)賛成・反対の意向はどのようにとらえているか」という質問をしました。
それに対しては、市側は、8月に行われた土地区画整理審議会選挙のことを引き合いに出し、
事業を推進する立場の地権者が獲得した票が多かったことから、「投票者のうち率にして90%を超える方々が、事業推進の意志を示した」と答弁しました。

それを受けて、自民党議員は、「(投票者のうち)率にして約96.4%の人が賛成している。
このようなビラ(見直しを求めている住民が作ったビラ)をまいて、あたかも住民や地権者が大勢反対しているかのようにやっているが、
ほとんどの方が賛成しているんだということを、市ももっとアピールする必要がある」と強調しました。

しかし、土地区画整理審議会選挙は、事業の賛否を問う選挙ではありません。
審議会は、事業の是非を議論する場ではなく、補償金や土地の換地計画などについて審議する場です。
ですから、審議員の選挙では、本当は事業を望んでいなくても、事業がこのまま進むのだったら誰を審議員にした方がいいか、
という視点で選ぶ人も当然いるでしょう。
また、そもそも、候補者の誰が推進派で誰が反対派かということを示す資料を市は持っていません。
たまたま住民からかかってきた電話で把握しただけです。

従って、審議会選挙の結果から、多くの地権者が「事業推進の意志を示した」と言い切ったことは、明らかに言い過ぎです。

全ての一般質問が終わった後、担当部署に行って問題を指摘し、議会開催中に発言を修正するように強く求めました。
議会が閉会した後は修正ができない決まりになっているからです。 

通常の答弁修正は、発言した直後にその場でおこなわれることが多く、しかも大抵は数字や語句の間違いです。
今回のように日数が経ってから、事実に対する判断の間違いを修正することは異例なようです。
それだけに、修正がされるのか、修正されるとしたらどのような内容になるのか、最終日を待ちました。

結果的には、最終日の冒頭の方で、担当部長が答弁の修正をしました。
根拠がなく「事業推進の意志を示した」と言い切ってしまったことについて、市側の誤りをきちんと認めた発言でした。
この点については誠意のある行動だったと思います。

今回のことは、わずかな表現の違いのように思われるかもしれませんが、少数者の権利を守る上で、
看過できない重要な問題を含んでいると思います。

しかし、引田駅前の土地区画整理事業は、見直しを求める声を無視してどんどん進められようとしています。
納得できない地権者が犠牲になることがないよう、今後もしっかり監視していきたいと思います。


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