+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +
2016.12.8
常任委員会が終わりました
辻よし子です。
12月議会、2週目の今週は、3つの常任委員会が開かれました。総務委員会、環境建設委員会について、私は所属議員ではないので傍聴しかできません。
そのため、2つの委員会で審議される議案については、初日の議会でこういう点が疑問だ、こういう点をしっかり審議して欲しいと発言しておきました。
その論点が、それなりに委員会で反映されました。
総務委員会終了後、委員長が「審議を傍聴して、どうでしたか? 十分だったでしょうか?」とわざわざ聞きに来てくれました。
もちろん、もっと突っ込んで質問したかったことはあるのですが、しかし、初日の発言が尊重されていることが感じられ、たいへんうれしかったです。
さらに、翌日の環境建設委員会では、委員長が、初日の議会で私が発言したことをそのまま委員会で読み上げ、執行部に答弁を求めてくれました。これには驚きました。
これを励みに、今後も、自分の委員会以外の議案についてもしっかり勉強し、初日でしっかり発言していこうと思います。
そして、本日は、私が所属する福祉文教委員会が開かれました。
介護保険制度の変更に伴う条例改正と受動喫煙防止に関する陳情を審議しました。
3つの常任委員会の中では、自由討議が一番進んでいるのが福祉文教委員会だと思います。
受動喫煙防止に関する陳情に関しては審議が長引き、途中から執行部には退席してもらい、議員間の討議となりました。
受動喫煙防止については、東京五輪までに法整備をしようと国が動き始めています。
それに対して、飲食業界やたばこ産業から不安の声が上がっています。
今回の陳情は、たばこ商業組合から出されたもので、条例化による規制をせずに自主的な取り組みに任せて欲しいという内容でした。
一方、あきる野市議会では、福祉文教委員会が中心になって、今年9月に、国と東京都に対して、受動喫煙防止条例の早期制定を求める意見書を提出しています。
自分たちが出した意見書と今回の陳情の内容を照らし合わせれば、不採択にせざるを得ないというのが、私の意見でした。
共産党の議員も同意見。しかし、保守系の他の4人の議員は、趣旨採択または保留を主張しました。
条例化による強制的な規制をされては困るという陳情の趣旨を汲み取れば、不採択には出来ないというのが主な理由です。
ただ、あきる野市議会が提出した意見書にも、喫煙者の権利や飲食店の実情などを考慮すべきことは謳っていますし、
私も含めて全委員が、その点については繰り返し発言しています。
今回の陳情の趣旨に、はっきりと条例化による規制をしないで欲しいと書いてある以上、趣旨採択はあり得ないと考えました。
あきる野市議会では、全員が一致しないと趣旨採択や保留はできないというルールがあります。
結局、私と共産党の議員が、趣旨採択にも保留にも同意しなかったため、採決となりました。
そして、趣旨採択や保留を求めていた議員は、積極的に採択とするわけにはいかない、ということで起立せず、結果的に不採択になりました。
この審議に要した時間は1時間半以上になったでしょうか。
自由討議が出来たことはよかったですが、果たして中身的にはどうだったのか……。
傍聴してくれた仲間に、後日聞いてみたいと思います。
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