辻よし子と歩む会
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2016.8.30
9月議会での一般質問

辻よし子です。

今日から9月の定例議会が始まりました。
台風の影響でどうなるか心配しましたが、幸い大きな影響もなく予定通り行われました。
(東北地方に被害が出ないことを祈っています)

私の一般質問は、今日の最後でした。

今回は、どうしてもこの時期に質問しておきたいことがあり、次の3点を質問しました。
①今年3月に事業認可が下りた区画整理事業について、市が東京都に提出した資料に不備があった。
その責任をどう考えるか。

②現在作成中の、(仮)「生物多様性保全条例」について

③10月から始まるあきる野市主催の文化祭において、「政治的な主義・主張・意見広告は、展示・催し物の対象にしない」
という制限が新たに設けられた。
これは憲法で保障された「表現の自由」を侵す行き過ぎた規制ではないか。

①は、区画整理事業について地権者の中に反対の意見が多くあったにもかかわらず、
古いデータをもとに行政に都合のいい追加調査をし、反対者1人として東京都に資料を提出していたものです。
「こんなことは、あってはならない!」という強い思いから、しつこく追及しました。
市長からは、「同意率は事業認可を左右するファクターではない」といった開き直りのホンネ発言が飛出し、
一方で、「反対者に対しても誠心誠意対応する」という矛盾する回答。
 間違いを認めようとしない頑な行政の姿勢が浮き彫りになりました。

②(仮)「生物多様性保全条例」については、12月までに目鼻を付けたいというのが、
行政側のスケジュールのようなので、中身が固まってしまう前に要望をしっかりと議会の場で伝えておきたいと思って質問しました。
「専門家を含む市民会議(あきる野市生きもの会議)で、十分な議論と尽くすこと」
「市民に生物多様性について理解してもらい、同時に、市民から条例案への意見や市民が持っている
情報を聞くために、様々な主体を対象にワークショップなどを開くこと」
「開発前に自然環境調査と保全対策が立てられるように、希少種の分布情報を地図化すること(アボイドマップの作成)」
「条例策定後には、保全すべき地域の公有化も視野に、自然環境保全を目的にした基金を活用すること」
などを提案しました。概ね、前向きな回答が得られました。

③これがある意味、今回のメインの質問でした。
「行政主催の文化祭で政治的な主義・主張を認めない制限を設けることは、表現の自由を侵す行為である」
ということについては、最後まで平行線でした。
しかし、
「公民館で市民が政治活動をすることは、なんら問題ない」
「そもそも、文化祭は市民の社会教育活動の成果を発表する場である」
「したがって、文化祭で政治活動の成果を発表することは、当然、あってしかるべき」
という点について、教育長も認めました。これは、一つの成果だと思います。
しかし、それでも教育長は、ルールを作ることにこだわりました。
そして、表現の自由を制限するルールを多数決で作ってしまったことの問題点については、
最後まで理解してもらうことができませんでした。

1時間という制限の中で、どうやって問題の本質を突いていくか……。綿密に準備したつもりでも、
なかなかうまくいきません。
「あそこで、あの答弁についてもっと追求するべきだった」
「あの言い方はよくなかった」等々、後悔しきり・・・・・・。

一般質問の順番が一番最後だったので1日緊張が続き、長い長い1日でした。
一般質問の前後は、いつも胃の調子もおかしくなって、珍しく食欲が落ちます。
答弁する側の方がもっと大へんかもしれませんが……。
今週金曜日には、気になる補正予算の審議もあるので、また明日から頑張ります!

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