+ + + あきる野市議会議員辻よし子の議員活動報告 + + +
2021.04.16
臨時議会と全員協議会
辻よし子です。
●本日臨時議会が開かれ、第2号補正予算が全会一致で可決されました。
主な事業は、「低所得の子育て世帯 生活支援 特別給付金 給付事業」の約6000万円です。
コロナ対策として、児童扶養手当受給世帯を対象に子ども1人5万円を給付する事業です。
児童扶養手当受給世帯への給付金は、すでに昨年度2回実施されており、今回が3回目になります。
これまでは「ひとり親世帯 臨時特別給付金 給付事業」という事業名だったものが、今回は、「低所得の子育て世帯・・・」という事業名に変わりました。
それにもかかわらず、ひとり親世帯だけしか対象にならないのはなぜか?と質問しました。
答弁を通して分ったことは、国の制度設計が遅れているということです。
とりあえず、ひとり親世帯への支給を5月末までに済ませ、その後、ひとり親以外の低所得子育て世帯(おそらく非課税世帯が対象)への支給を実施することになるようです。
ひとり親世帯の給付金は、児童扶養手当受給世帯に加え、コロナの影響を受けて世帯収入が児童扶養手当の対象になる水準まで下がった世帯も給付対象になります。
その数がどのぐらいになるのか、昨年12月議会で質問したときは41世帯でしたが、本日、その後の状況を尋ねたところ、85世帯まで増えていることが分かりました。
コロナの影響がじわじわと広がっていることを改めて確認しました。
今回の給付金について、これまでの対象者には連休明けに直接案内を送るそうです。
これまでは給付対象ではなくても、その後家計が厳しくなっている1人親世帯も対象になる可能性があります。
5月1日の広報や市のHP等でも周知されますので、是非、ご確認の上、不明な点は市の子ども政策課にお尋ねください。
●臨時議会の後、議員全員協議会が開かれました。
内容は、引田駅北口土地区画整理事業の今年度の国都補助金が大幅に減額になるというものです(内示があった)。
3月の予算委員会の際に、「もし、一昨年度のように補助金が減額になった場合には(その時は25%)、
内示があった時点で議会に知らせるべきではないか」と発言しました。それを受けての対応です。
すぐに報告があったことは良かったのですが、減額の大きさに愕然としました。なんと申請額の47.9%! 申請額との差額は2億8620万円にもなります。
市側は「第1順位としては起債を充てることになると思うが、他の補助金や交付金についても探っていく」と説明し、
市長も「この事業は推し進めないといけないので、補填を考える」と発言しました。
しかし、コロナ禍の今の状況で、3億円近い減額分を穴埋めできるような新たな補助金や交付金が簡単に見つかるはずがありません。
本事業では、来年度、もっと大きな額の補助金を見込んでいます。なぜ、国都補助金がここまで減額されたのかはっきりしないまま、
「取らぬ狸の皮算用」で事業を進めることは許されません。
「事業の見直しや延期という選択肢も入れて検討すべきではないか?」と質問したところ、
「悲観的な予測、楽観的な予測、いくつかのパターンで今後の予算計画を作り、できれば6月議会で示したい」との答弁でした。
また、「一番影響を受ける地権者のみなさんには、今回の補助金の減額について知らせるのか?」と質問したところ、
「補助金減額に対する市の対応がはっきりしない中、お知らせの仕方については慎重に考えたい」という趣旨の答弁がありました。
私からは、「いずれ伝わる事実なので、最初からなるべく透明性を持って、市として検討中であるという現状をありのままに伝えるべきではないか」と意見しました。
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